空の華とは違った世界を味わって下さいませ…。
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短編「定め」です。
では続きからどうぞ。
では続きからどうぞ。
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「空緒。そろそろ行くぞ。」
「まっ・・・待って下さい~兄上!」
慌てて荷物を持ってこっちへ来る。
私の妹。「空緒」はこれから嫁ぎ先に行く。
「良いか。必ず無礼なことはしてはならない。これは、家の為だとでも思い、忘れてはならない。」
「はい。兄上。空緒は兄上がいなくても一人で立派になってみせます!」
「うむ。それでよいぞ。天にいる父上と母上も喜ぶであろう。」
「はい!」
・・・まだ十一歳になったばっかで嫁がされる妹。
これは私が決めたことではなく、叔父達(家臣も含め)が勝手に決めたこと。
私は反対した。強く反論した。
しかし、叔父は耳を貸そうともしなかった。
(私がもっと力があれば・・・空緒は・・・。)
「兄上~行って参ります!」
「あぁ。風邪を引くなよ!」
「はい!」
空緒・・・。私の唯一の家族・・・。
これで私の家族はバラバラだ。
空緒とも二度と会うこともないであろう・・・。
空緒。私は今、天にいる。
私はお前が本当に妹でよかった。
もし、姉だったら私のような屈辱を味わったであろう・・・。
またいつか逢う日を願って。
私は待つ。
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何か意味分からない話になった・・・。
要するに、本当は兄上は妹を自分の手で立派に育てて、それから嫁がせたかった。と言うことです。
兄上はもうやることが無くなって、
こう・・・もう叔父から味和されたこの屈辱に耐えれなかったのです。
兄上は本当は心の優しい方で強い方です。
空緒は立派になってきっと帰ってくることでしょう。
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